普段から不動産会社に関わりがある人や不動産に精通している人は少ないと思います。
なんか、不動産会社って敷居が高い気がするんですよね~。
でも、不動産を売却する際は不動産会社抜きでは話が進みません。
そこで、売却の相談や実際に依頼する際に、どんな不動産会社を選べばよいのかを解説いたしましので参考にしてみてください。
売却で不動産会社を選ぶときの4つのポイント
1.自分の物件を得意とする不動産会社を選ぶ
不動産会社には、会社によって得意分野があるのをご存知でしょうか?
例えば
- 賃貸業と仲介業など専門業の違い
- 物件種別の得意、不得意(マンションば抜けて得意など)
- エリアや沿線によっての強み(地域密着で特化しているなど)
という違いです。
しかし、不動産屋さんは看板に得意分野を掲げているわけではないので判別は難しいですよね。
得意分野を見極めるには、
- 過去の取引実績数(エリアと物件種別)
- 査定価格の根拠
- 売れるまでの期間の目安
などをいくつかの不動産会社に質問して比較してみましょう。
取引実績数が豊富であればあるほど、その地域と物件の売り方に慣れているという証であるため多いほどよいです。
査定価格は、その地域に精通していればいるほど、しっかりとした根拠を丁寧に説明してくれるでしょう。
売却までの期間については、根拠もなしに「○ヶ月間」と言い切る会社は逆に怪しいかもしれません。
「過去実績では、○ヶ月間が平均的」「今の市況を踏まえると、○ヶ月くらいで売れる可能性がある」など、根拠も合わせて説明があり、「可能性」として説明してくれる会社の方が誠実であるといえます。
大切なのは、複数の不動産会社を比較して不動産会社を見つけることです。
得意分野を見極めることで不動産が高く早く売れる可能性が格段と高まるでしょう。
2.どんな広告手法を使ってる?
不動産会社によって、広告手法はさまざまです。
契約する前に、どんな広告や手法で買い手を探すのか確認してみましょう。
一般的には、以下のような方法があります。
- 不動産情報サイト(インターネット広告)への掲載
- 近隣地域でのチラシ広告
- 不動産会社がすでに抱えている顧客への紹介
- 不動産会社の自社サイトやネットワークでの広告展開
- レインズへの登録
特に重要なのは、インターネット広告です。
今や8割強の人が、インターネットで購入物件を探している時代です。
不動産を早く売るためには、物件情報が広く行き渡っていることが不可欠です。
どのようなインターネット広告サイトと提携しているか確認しましょう。
また、「レインズ」という聞きなれない言葉がでてきましたが、これは不動産会社同士が物件情報をやり取りするための、いわば業者間ネットワークです。
次のステップで紹介する「媒介契約」でどの契約を選ぶかによって、不動産会社がレインズへの登録義務があるか否かは変わります。ただし、すべての媒介契約において、登録しもらうことは可能です。
インターネット広告と同様に、お客さまの物件をいかに多くの人に見てもらうかで、早く売れる可能性が高まりますので、レインズの登録はしてもらった方がよいでしょう。
3.見込み客をすでに抱えているか?
選んだ不動産会社がすでに抱えている顧客の中に、あなたの持っている物件が欲しいという購入希望者がいれば、すぐに売ることができます。
ドンピシャである必要はなく、同エリア内であなたの物件に近しい不動産を探している顧客がいればよいのです。
不動産会社がすでに契約している顧客数や、買ってくれそうな人がいるかどうか聞いてみましょう。
見込み客が多ければ多いほど、高く早く売れる可能性が高まります。
4.売却以外の提案をしてくれる会社は信頼できる
売却のために不動産会社を探していたとしても、お客さまにとって売ることが最もよい資産活用方法であるか、一緒に考えてくれる不動産会社が理想的です。
例えば、築浅の利便性の良いマンションの場合は、賃貸物件として貸し出すという方法もあります。
資産活用の観点で、お客さまにとって最も良い方法を提案してくれる会社は、信頼がおける優秀な不動産会社です。
売却を検討していることは伝えながらも、他の活用方法があるかも聞いてみるとよいでしょう。