クレバリーホームはやめたほうがいい?評判・後悔の理由をプロ目線で本音解説

クレバリーホームの評判

「外壁タイルが標準仕様」というコストパフォーマンスの高さで人気のクレバリーホーム

しかし、ネットで「クレバリーホーム」と検索したら、「やめたほうがいい」というワードが目に入って、不安になった方も多いのではないでしょうか。

展示場で見たモデルハウスの重厚なタイル外壁、そして営業担当の「タイルなので塗り替えの手間も費用もかかりません」という説明。たしかに魅力的ですよね。

でも、その言葉だけを信じて決めてしまうのは、ちょっと待ってください。

結論を先にお伝えします。

クレバリーホームは、外壁タイルの製造・施工技術と、高耐震構造(VシリーズやCXシリーズなど)を両立させた、価格に対して満足度の高いハウスメーカーの1つです。

一方で、「タイルだから」という理由だけで他社を見ずに決めてしまうと、数百万円単位で損をする可能性があります。

この記事では、ハウスメーカーの実務経験と専門知識をもとに、クレバリーホームの良い評判・悪い評判の両方と、「後悔した」と感じる人に共通する原因を整理しました。最後まで読めば、後悔する確率をできるだけ減らすための具体的な動き方が見えてくるはずです。

【この記事の結論まとめ】
  • クレバリーホームは外壁タイルが標準仕様で、将来の外壁塗装費用(メンテナンスコスト)を大きく抑えられるのが最大の強み
  • 一方でフランチャイズ(FC)制のため、加盟店によって施工の丁寧さやアフター対応の質に差が出やすい
  • 「契約後に見積もりが想定より上がった」という悪い口コミの多くは、断熱サッシや住宅設備のグレードアップによる追加費用が原因
  • 後悔を避ける唯一の方法は、契約前に他社の間取り・見積もり・断熱性能・見積もりのデータを集めて比較すること
目次

クレバリーホームの評判、実際のところはどうなのか

まず大前提として、お伝えしたいのは、ネット上の評判は決して悪い意見ばかりではないということです。

実際の口コミを見渡すと、「外壁タイルの高級感に満足している」「地震に強い構造で安心」「営業担当の対応が丁寧だった」といった好意的な声が数としてはかなり多く見つかります。一方で、「契約後に追加費用がかさんだ」「担当者が変わってから連絡が遅くなった」というネガティブな声も一定数存在するのが実情です。

つまり、クレバリーホームという会社そのものの評価が低いわけではなく、「どの加盟店・どの担当者に当たるか」によって満足度が大きく分かれるというのが、もっとも正確な実態に近いと言えます。これは、フランチャイズ展開しているハウスメーカーに共通する構造的な特徴でもあります。

だからこそ、「やめたほうがいい」という言葉を鵜呑みにして候補から外してしまうのも、「タイルがいいから」と即決してしまうのも、どちらも少し早計かもしれません。次の章から、なぜ後悔の声が生まれるのか、具体的な理由を見ていきましょう。

「クレバリーホームはやめたほうがいい」と言われる5つの理由

ここでは、実際に後悔の声として挙がりやすいポイントを、元ハウスメーカー営業の視点から5つに整理しました。

理由1:フランチャイズ制だからこその「店舗ごとの実力差」

クレバリーホームは、本部が開発した外壁タイルや構造技術を、全国の加盟工務店が活用して設計・施工を行うフランチャイズ方式を採っています。

この仕組みのいちばんの注意点は、施工の丁寧さや、引き渡し後のアフター対応のスピード感が、担当する加盟店によって変わってくるということです。経験豊富で評判の良い加盟店であれば申し分のない仕事をしてくれますが、対応に課題のある店舗に当たってしまうと、「点検の連絡をしてもなかなか返事が来ない」「不具合の対応が後回しにされる」といった声につながりやすくなります。

実際の口コミでも、アフターサポートの連絡が滞っているという声や、担当者の引き継ぎがうまくいかず連絡が遅れたという声が見られます。これは会社の問題というより、契約する店舗・担当者選びの精度が直結する部分だと考えたほうが実態に近いでしょう。

理由2:標準仕様の安さに釣られて、契約後にオプション費用が膨らむ

初期の見積もり(坪単価)が比較的抑えられているぶん、間取りや仕様を決めていく打ち合わせの段階で、「思っていたより費用がかかる」と感じる方が一定数いらっしゃいます。

全面タイル外壁という強みを実現するために予算配分が外壁側に大きく振られていることもあり、キッチンや浴室、洗面台といった住宅設備をワンランク上げたい、コンセントの位置や数を増やしたいといった要望を出すと、「見積もりが当初の想定より上がっていく」というケースです。

「最初から仕様がすべて含まれている他社にしておけばよかった」と感じる人が出てくるのは、この積み上げ式の見積もり構造が一因だと考えられます。

理由3:タイル自体は丈夫でも、「目地のメンテナンス」は別問題

「外壁タイルだから一生メンテナンス費用がゼロ」というイメージを持っている方は少なくありません。確かに、タイル本体は紫外線や汚れに強く、半永久的に劣化しにくい素材です。

ただし、タイルとタイルの接合部にあたるシーリング材(コーキング)や、タイルを下地に固定する接着剤には、別に寿命があります。近年は高耐久なシーリング材が使われているケースが多いものの、それでも15〜20年に一度は、足場を組んでの目地の点検・打ち替えが必要になるのが一般的です。

「タイルだから一切お金がかからない」と思い込んでいた方ほど、このメンテナンスの必要性を知ったときにギャップを感じやすいです。営業担当の説明だけで判断せず、「タイル本体」と「目地・下地」を分けて確認しておくと安心です。

理由4:超高断熱メーカーと比べると、性能面でやや物足りなさを感じることも

住宅性能への注目度が年々高まっている中で、クレバリーホームの断熱性能はZEH基準をクリアする水準にはあるものの、「断熱・気密性能を何より最優先したい」というメーカー(一条工務店など)と比べると、標準仕様のままでは数値的にやや見劣りする場面があります。

外観の美しさだけでなく、冬の暖かさや夏の涼しさ、そして毎月の光熱費まで含めてシミュレーションしておきたい方は、契約前に他社の断熱データ(UA値・C値)と並べて比較しておくことをおすすめします。

理由5:比較をせず1社で即決してしまったことへの後悔

実はこれが、「やめたほうがいい」と感じている人にもっとも共通しているパターンかもしれません。

「今月中なら値引きできます」「このプランは今だけのキャンペーンです」といった営業担当の言葉に背中を押されて、他社をとことん比較せずに契約してしまうケースです。比較対象を持っていない状態で交渉に入ると、提示された金額がそもそも適正なのかどうかを判断する基準がありません。結果として、契約後にもっと条件のいい選択肢があったことに気づき、後悔につながってしまうのです。

逆に「建てて良かった」と感じている人の良い評判・口コミ

ここまで後悔のポイントを中心に解説してきましたが、もちろんクレバリーホームで建てて満足している方も多くいます。良い評判として特に目立つのは、次のような声です。

  • 重厚感のあるタイル外壁の見た目に大満足している
  • 地震に強い構造で安心して暮らせている
  • 外壁の塗り替えが不要なぶん、将来のメンテナンス費を抑えられている
  • 営業担当やコーディネーターが要望に丁寧に対応してくれた
  • 宿泊体験などを通じて、納得感を持って契約に進めた

特に「外観・内装デザイン」への満足度は高い傾向にあり、外壁タイルそのものの完成度の高さは、クレバリーホームの一番のセールスポイントといっていいでしょう。

つまり、「住宅そのものの基本性能やデザイン」には高い評価が集まりやすい一方で、「店舗ごとの対応のばらつき」が満足度を分ける分岐点になっている、というのが実態に近い見方です。良い評判・悪い評判の両方を知っておくことで、自分が何を重視して店舗・担当者を選ぶべきかが見えてきます。

外壁タイル vs サイディング、30年間のメンテナンス費を比較してみた

クレバリーホームの代名詞である「外壁タイル」が、一般的なサイディング外壁と比べてどれくらい家計にメリットがあるのか、30年間のランニングコストでシミュレーションしてみました。

維持項目一般的な住宅(サイディング外壁)クレバリーホーム(全面タイル外壁)30年間で見えてくる差
初期の建築コスト標準仕様の価格タイルの分、初期費用が+150万〜250万円ほど高くなりやすいタイルは仕入れ・施工コストが高めになる傾向
10〜15年目のメンテナンス外壁塗装+シーリング全面打ち替えで約120万円前後高耐久シーリングの部分補修で約20万円前後この時点で約100万円の差が生まれやすい
20〜25年目のメンテナンス2回目の塗装+防水コーキング交換で約150万円前後2回目のシーリング打ち替え・点検で約50万円前後年数が経つほど差が広がりやすい
見た目の経年変化紫外線による色あせや雨だれが目立ちやすい親水機能で汚れが雨で流れやすく、美観を保ちやすい資産価値の見え方にも影響
30年間のメンテナンス総額(目安)約270万〜320万円約70万〜90万円トータルで200万円前後の差になることも

※上記はあくまで一般的な傾向をもとにした目安のシミュレーションです。実際の金額は建材のグレード、施工会社、地域、メンテナンス内容によって変動します。

このシミュレーション通りにメリットを最大化するためには、「初期の建築コスト」をできるだけ抑えて契約することが重要になります。そのために欠かせないのが、次に紹介する他社比較というプロセスです。

後悔しないために押さえておきたい2つのポイント

実際に「クレバリーホームで建てて良かった」と感じている方たちには、共通する行動パターンがあります。

ポイント1:契約する加盟店・担当者を自分の目で確かめる

クレバリーホームというブランド名だけで判断せず、実際に建てるエリアの加盟店の施工実績や、引き渡し後のアフター対応の評判をできる範囲で調べておきましょう。

可能であれば、「過去にこの店舗で建てた方の完成見学会や、入居後のお宅を見せてもらえますか」と相談してみるのもひとつの方法です。現場の仕上がりや、担当者の対応の誠実さを自分の目で確認できれば、フランチャイズ特有の店舗間の差に対する不安を大きく減らすことができます。

ポイント2:契約前に、複数のハウスメーカーから間取り・見積もりを取り寄せる

満足度の高い施主さんに共通しているのは、営業担当と本格的に話し込む前の段階で、複数のハウスメーカーから資料や見積もりを集めていたという点です。

「他社からはこの予算で、このくらいの断熱仕様や広さの提案が出ています」と具体的な比較材料を持っているだけで、交渉の土台がまったく変わってきます。他社の提案を知っているからこそ、クレバリーホーム側の見積もりや仕様が、自分たちの予算や希望に対して本当に適正なのかを判断できるようになるのです。

他社比較で条件を引き出せた、あるご家族のケース

ここでは、実際によくあるパターンをもとにした一例として、ある30代のご家族の進め方をご紹介します(具体的な数字はモデルケースとしての目安です)。

千葉県在住の会社員Aさん(35歳)ご夫婦は、お子さんの小学校入学を控え、土地代も含めて総予算4,500万円で注文住宅を計画していました。展示場でクレバリーホームのタイル外壁に一目惚れし、「これなら将来のメンテナンス費も抑えられそう」と、最初は他社を見ずにそのまま契約に進みかけていたそうです。

ただ、ネットで「契約後にオプション費用が想定より膨らんだ」という声を目にしたことが気になり、契約を急がず、まずは複数社から間取りと見積もりを集めることにしました。

その結果がこちらです。

比較項目1社だけで進めた場合の想定複数社を比較してから進めた場合
入手した提案書クレバリーホームのみ競合5社の間取り・見積もりも入手
初期の建物価格提示された金額のまま他社の見積もりを踏まえて交渉し、価格の見直しに成功
標準仕様からの追加費用仕様変更のたびに想定外の追加費用他社の標準仕様を引き合いに、一部仕様の見直しを相談
担当者との打ち合わせ当初提示されたプランのみで進行他社比較を踏まえ、より丁寧な打ち合わせ・提案に

このように、他社の具体的な提案を手元に持っておくことで、自分たちの予算や希望に対して提示された条件が適正かどうかを判断しやすくなり、交渉の場でも対等な立場で話を進めやすくなります。

「いいな」と思った会社が一社だけだったとしても、契約前に他社の提案を一度見ておくこと自体に、大きな価値があるということです。

ハウスメーカー選びで避けたい3つのNG行動

これから家を建てるという方が、マイホームの予算と将来の安心を守るために、初期段階で避けておきたい行動を3つ整理しました。

NG行動1:予算の目安を決めずに、1社のモデルハウスへ直接足を運ぶ

「まずは展示場で気分を上げてから、お金のことは後で考えよう」という順番は、家づくりにおいてはあまりおすすめできません。何も比較材料を持たないまま商談に入ると、提示されたプランがそのまま「最適なプラン」だと思い込んでしまいやすくなります。

NG行動2:「今月中なら」という言葉に焦って契約を急いでしまう

期間限定のキャンペーンや特典は、住宅業界では年間を通じて形を変えながら実施されているのが実情です。焦って契約を決めてしまうと、その後の仕様変更や追加費用の交渉で、対等な立場を取りづらくなります。

NG行動3:他社のカタログや見積もりを持たずに、価格交渉の席につく

「担当の人が良さそうだから、お任せして安くしてもらおう」という進め方では、客観的な比較材料がないため価格や仕様の妥当性を判断する基準がありません。具体的な他社の見積もりがあるからこそ、交渉にも説得力が生まれます。

予算・優先度別:あなたに合った進め方

集めた情報をどう活かすか、優先したいことに応じて2つの進め方をご紹介します。

タイル外壁の高級感と将来の低メンテナンス性を最優先したい場合

予算にある程度ゆとりがあり、「30年後も色あせないタイル外壁の高級感」「将来の外壁塗装費用をできるだけ抑えること」を最優先したいなら、クレバリーホームを本命に据えて進めるのは十分に理にかなった選択です。

その際は、同じく外壁タイルや高断熱を強みとする他社(一条工務店、ウィザースホームなど)の構造データも比較材料として持っておくことで、仕様面の交渉をより有利に進められます。

予算がシビアで、断熱・気密性能や構造をしっかり見極めたい場合

建物にかけられる予算が限られている場合は、タイルの魅力だけで判断するのではなく、ローコスト系から高性能住宅まで含めて、価格と断熱性能(UA値など)を横並びで比較することをおすすめします。

クレバリーホーム一社に絞って仕様変更を重ねると、結果的に内装や外構の予算を削らざるを得なくなることもあります。タマホームやアキュラホーム、地域の高気密・高断熱専門の工務店なども含めて検討の幅を広げておくと、予算内でもっとも満足度の高い選択肢が見えてくるはずです。

クレバリーホーム|よくある質問(FAQ)

加盟している工務店が倒産した場合、保証はどうなりますか?

クレバリーホームには本部による完成保証の仕組みが用意されているとされています。ただし、保証の具体的な範囲や条件は時期や契約内容によって変わる可能性があるため、契約前に必ず最新の保証内容を担当者または本部に直接確認することをおすすめします。

一条工務店やウィザースホームなど、同じく外壁タイルを強みにする会社との違いは何ですか?

大きな違いは、坪単価の水準と、施工エリアの広さです。一条工務店は断熱・気密性能を極限まで追求する分、坪単価が高くなりやすい傾向があります。ウィザースホームは高品質なタイルの家づくりに強みがありますが、施工エリアが一部地域に限られる場合があります。クレバリーホームは、フランチャイズ制によって地域の工務店のリソースを活用しながら、比較的抑えた価格帯で全面タイルの住宅を全国で展開できる点が特徴です。なお、各社の坪単価や対応エリアは変動するため、検討時には最新の情報を各社に直接確認してください。

複数のハウスメーカーにカタログを請求すると、営業の電話や訪問が増えませんか?

サービスによって対応は異なりますが、一括資料請求サービスなら、要望欄に「連絡はメールのみで」「電話や訪問は不要です」といった希望を記入できる仕組みが用意されています。気になる場合は、申し込み時にその旨をはっきり伝えておくと、不要な連絡を減らしやすくなります。

まとめ:クレバリーホームで後悔しないための3つの鉄則

最後に、これから家づくりを進める方に向けて、ポイントを整理します。

  1. タイルの魅力とFC制の仕組みを正しく理解する:外壁タイルは長期的なメンテナンス費を抑えられる本物の強みですが、フランチャイズ制ゆえに「どの加盟店・担当者と契約するか」を自分の目で確認する姿勢が欠かせません。
  2. 契約後の追加費用を見越しておく:初期の見積もりの安さだけで判断せず、断熱サッシや住宅設備のグレードアップでどの程度費用が変わるのかを事前に確認しておきましょう。
  3. 契約前に複数社を比較する:他社の間取り・見積もり・断熱データを並べて比較することが、適正な条件で契約するための最も確実な方法です。

「クレバリーホームはやめたほうがいい」という声の裏には、会社そのものの問題というより、「比較せずに決めてしまったこと」への後悔が多く隠れています。

タイル外壁という強みを活かしながら、自分たちの予算と希望に本当に合った条件で契約するために、まずは複数のハウスメーカーから間取りプランや見積もりを取り寄せて、横並びで比較してみることをおすすめします。

今すぐ取るべき具体的なアクション

一度建てたら30〜40年暮らすマイホーム。後悔しないためには、十分な情報収集が欠かせません。

まずやるべきことは、
複数のメーカーから「間取りプラン」「見積もり」を取り寄せることです。

タイル外壁に強いハウスメーカーでも、間取り・性能・設備・オプションの内容が異なり、数百万円の価格差が生じることも珍しくありません。

まずは、以下の記事を参考にして、予算や希望条件に合うハウスメーカーに一括で資料請求してみてください。

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この記事を書いた人

木村仁のアバター 木村仁 株式会社NEXT CREATION 代表取締役

大和ハウス工業で不動産営業を経験し、宅地建物取引士を取得。
現在はWEBマーケティング会社「株式会社NEXT CREATION」を経営。
このサイトでは、不動産の実務経験と専門知識を掛け合わせた視点から、家づくり・住み替え・売却で後悔しないための判断材料を中立的な立場で解説しています。

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