住宅展示場に行くタイミングはいつ?行く前にやるべき準備リストをプロが伝授

住宅展示場にいつ行くか考えている夫婦

「そろそろ家を建てたいけれど、いつ展示場に行けばいいの?」

「何も調べずに行って、営業マンに流されないか不安……」

住宅展示場への訪問は、注文住宅づくりの第一歩です。

しかし、何の戦略もなく「とりあえず」足を運ぶのは、プロの視点から見ると非常にもったいない行為です。

結論から申し上げます。
住宅展示場に行く最適なタイミングは「予算と家族の要望が5割固まった時」であり、行く前にすべき最重要事項は「事前のカタログ請求と来場予約」です。

この記事では、不動産業界に精通している専門家が、住宅業界の裏事情を踏まえた「最高の結果を出すための訪問タイミング」と、当日を100倍有意義にするための「事前準備チェックリスト」を徹底解説します。

目次

結論:行くタイミングと準備の全体像

住宅展示場での成功を左右する「時期」と「準備」のポイントをまとめました。

項目最適な答え
行くタイミング(時期)2月〜3月、または9月(決算期)の1ヶ月前
行くタイミング(検討度)予算総額の目安が立ち、希望エリアが決まった時
行く前にやること3社程度のカタログ比較と、本命候補の来場予約

1. 住宅展示場に行くべき「最高のタイミング」とは?

「思い立ったが吉日」と言いたいところですが、不動産業界のサイクルを理解すると、より有利に交渉を進められるタイミングがあります。

① ハウスメーカーの決算期を逆算する(2月・8月)

多くのハウスメーカーは3月・9月が本決算・中間決算です。

  • 狙い目: 決算月の1ヶ月前である2月や8月に訪問し始めると、メーカー側も「決算までに契約が欲しい」という心理が働き、値引きやオプションサービスなどの好条件を引き出しやすくなります。

② 家族のライフステージが確定した時

  • 子供の入園・入学前: 逆算して「1年半前」には動き出すのがベストです。
  • 住宅ローンの年齢制限: 完済年齢を考慮し、30代〜40代前半までの「早めのタイミング」が、資金計画上のリスクを抑えられます。

③ 大型連休(GW・正月)は「雰囲気重視」ならアリ

イベントが多く、家族で楽しみながら回るには最適ですが、非常に混雑します。

  • プロの視点: じっくり相談したいなら、あえて連休を外した「普通の土日の午前中」が、ベテラン担当者が付きやすく、落ち着いて話ができるタイミングです。

2. 住宅展示場に行く前に必ずやっておくべき5つのこと

展示場は「情報を集める場所」ではなく、「集めた情報の正しさを確認する場所」と捉えるのが、成功する人の共通点です。

① 【最重要】一括カタログ請求で「予習」を済ませる

いきなり展示場に行くと、その場の豪華な内装に圧倒されて冷静な判断ができません。

  • アクション: ネットで10社程度のカタログを取り寄せ、「この会社のデザインが好き」「この性能は譲れない」という自分なりの基準を作っておきましょう。

② 「ざっくり予算」を算出しておく

年収から計算した借入可能額だけでなく、「月々いくらなら無理なく返せるか」を家族で話し合っておいてください。

  • ポイント: 予算が不明確なままだと、営業担当者も具体的な提案ができず、時間の無駄になってしまいます。

③ 「来場予約」を入れてエース級担当者を確保する

前の記事でも触れましたが、予約なしの訪問は「担当者ガチャ」になります。

  • 理由: 予約をすることで、メーカー側はあなたの要望に合わせた「最適なベテラン担当者」を配置してくれます。家づくりの成否は、会社の看板よりも「担当者の能力」で決まります。

④ 持ち物の準備(プロの七つ道具)

  • メジャー: 今の家の家具のサイズを測っておき、モデルハウスの広さと比較します。
  • 筆記用具・メモ: 複数社回ると記憶が混ざるため、その場で感じた「直感」をメモします。
  • スマホ(カメラ): 許可を得て、気になった間取りや収納の工夫を撮影します。
  • 今の家の図面: 住み替えや建て替えの場合、具体的な相談がスムーズに進みます。

⑤ 「見学の目的」を1つだけ決めておく

「今日はキッチンの動線だけ見る」「今日は断熱性能の体感だけする」とテーマを決めることで、営業マンのトークに流されず、必要な情報だけを効率よく収集できます。

3. 住宅業界の「アンケートの罠」を知っておく

展示場に行くと必ず求められるアンケート。ここには、後悔しないための「守り」のルールがあります。

専門家のアドバイス:

初めて行った展示場で、あまり興味がないメーカーに安易に詳細な住所・氏名を書かないようにしましょう。多くのハウスメーカーでは、**「最初にアンケートを書いた時の担当者が、その後の担当として固定される」**というルールがあります。

「カタログだけ欲しい」段階であれば、「検討初期なので、今日は氏名だけの記入にさせてください」と毅然と伝える勇気が、後のトラブル(しつこい電話や相性の悪い担当者)を防ぎます。

4. よくある質問(FAQ)

Q. 住宅展示場に行くのに、ふさわしい服装はありますか?

A. 清潔感のあるカジュアルな服装で十分です。ただし、**「脱ぎ履きしやすい靴」**が鉄則。1日に何軒もモデルハウスを回るため、紐靴は非常に疲れます。また、夏場や冬場は厚手の靴下を履いていくと、床の質感や冷えを体感しやすくなります。

Q. まだ土地が決まっていなくても行っていいですか?

A. もちろんです。むしろ、土地を決める前に「どんな家を建てたいか」が決まっている方が、土地選びの失敗(建ぺい率の関係で希望の家が建たない等)を防げます。ハウスメーカーに土地探しを依頼することも可能です。

Q. 「とりあえず見て回るだけ」でも予約は必要?

A. デート感覚や娯楽として見るだけなら予約なしで構いません。ただ、将来的に少しでもそのメーカーで建てる可能性があるなら、「1回目の出会い」を大切にするために予約を強くおすすめします。

最高の家づくりを始めるためのステップ

住宅展示場への訪問を「最高の体験」にするために、以下の順序で動きましょう。

  1. 今すぐ: ネットで気になるメーカーのカタログを5〜10社に請求する。
  2. 資料到着後: 家族で「これいいな!」と思う会社を3つずつ選ぶ。
  3. 訪問前: 本命の3社に絞り、公式サイトから「来場予約」を入れる。
  4. 当日: 予算とこだわり条件を記したメモを持ち、メジャーを片手に展示場へ!

準備をした分だけ、ハウスメーカーはあなたを「本気の客」として扱い、質の高い提案をしてくれます。

まずは、予算や希望条件に合うハウスメーカーに資料請求をしてみましょう。

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この記事を書いた人

木村仁のアバター 木村仁 株式会社NEXT CREATION 代表取締役

大和ハウス工業で不動産営業を経験し、宅地建物取引士を取得。
現在はWEBマーケティング会社「株式会社NEXT CREATION」を経営。
このサイトでは、特定の会社をすすめるのではなく、家づくり・住み替え・売却で後悔しないための判断材料を中立的な立場で解説しています。

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