不動産一括査定は「高く売れる可能性がある」「相場がすぐ分かる」といったメリットがある一方で、使い方を間違えると後悔につながるケースもあります。
ここでは、一括査定の代表的なデメリットと実際によくある失敗例を整理し、失敗を防ぐ具体策まで解説します。
これから利用を検討している方は、必ず目を通しておきましょう。
不動産一括査定の主なデメリット
① 複数社から連絡が来る(電話が多い)
一括査定は、同時に複数社へ依頼できる仕組みです。
そのため、
- 申込直後に複数社から電話が来る
- 仕事中でも連絡が入る
- 断るのが面倒に感じる
といったケースがあります。
特に大手サイトでは提携会社数が多いため、対応件数が増えやすい傾向があります。
対策
・査定依頼は最大3~4社に絞る
・「メール希望」と記載する
・電話対応できる時間帯を明記する
営業電話の対策については下記の記事に詳しく書いています。
↓
【結論】不動産一括査定は“査定だけ”でも大丈夫?営業電話はしつこいのか本音で解説
② 査定額がバラバラで混乱する
査定額は会社によって大きく差が出ることがあります。
例えば:
- A社:3,200万円
- B社:3,600万円
- C社:3,000万円
このように400万円以上差が出ることも珍しくありません。
しかし重要なのは、
「高い査定=高く売れる」ではない
という点です。
中には媒介契約を取りたいがために、相場より高い査定額を提示するケースもあります。
③ 高値査定に釣られて失敗する
これは一番多い失敗例です。
失敗パターン
- 一番高い査定額の会社を選ぶ
- その金額で売り出す
- 問い合わせが来ない
- 値下げを繰り返す
- 結果的に相場より安く売却
最初から現実的な価格設定をしていた方が、結果的に高く売れることもあります。
ポイントは「根拠」です。
査定額の理由を必ず確認しましょう。
④ 営業が強引なケースもある
不動産会社は成果報酬型ビジネスです。
そのため、媒介契約を急かされることもあります。
- 「今すぐ決めないと損します」
- 「この価格は今だけです」
といった圧を感じたら要注意。
優良会社であれば、売主のペースを尊重します。
営業電話が気になる方は下記の記事をご覧ください。
↓
【結論】不動産一括査定は“査定だけ”でも大丈夫?営業電話はしつこいのか本音で解説
⑤ 地方では対応会社が少ないことも
都市部と違い、地方では提携会社数が少ないことがあります。
例えば全国対応をうたう SUUMO でも、エリアによっては選択肢が限られるケースがあります。
その場合は、
- 地元密着型業者を別途探す
- 直接問い合わせる
などの併用も検討しましょう。
実際によくある失敗例
失敗例①:比較せずに1社だけ選んだ
一括査定をしたものの、最初に連絡をくれた会社だけで決めてしまう。
→ 結果、もっと条件の良い会社があったと後悔。
対策:必ず最低2~3社は比較する
失敗例②:価格だけで判断した
査定額が一番高い会社を選択。
→ 販売戦略が弱く、売却が長期化。
対策:販売計画・広告戦略を確認する
失敗例③:連絡対応がストレスになった
電話ラッシュで疲れてしまい、売却自体をやめてしまう。
対策:事前に連絡方法を指定する
デメリットを防ぐための正しい使い方
不動産一括査定は「使い方次第」で武器にもリスクにもなります。
- 会社数は3社程度に絞る
- 査定額の根拠を必ず聞く
- 担当者の人柄・説明力を見る
- すぐ契約しない
これだけで失敗確率は大きく下がります。
結論:不動産一括査定は危険ではなく“準備不足が危険”
一括査定そのものが悪いわけではありません。
問題は、
- 比較しない
- 根拠を確認しない
- 焦って契約する
この3つです。
正しく使えば、相場把握と優良会社選定が同時にできる便利な仕組みです。
この記事のまとめ
- 不動産一括査定のデメリットは主に「連絡の多さ」「査定額の差」
- 高額査定には注意が必要
- 価格よりも根拠と販売戦略が重要
- 3社比較がベストバランス
不動産売却は大きなお金が動きます。
だからこそ、仕組みを理解してから使うことが最重要です。

