家を売る前にすること10選|300万の差が出る準備と必要書類の完全版

家を売る前にすること

「そろそろ家を売ろうかな」と思ったとき、いきなり不動産会社に電話をしていませんか?

実は、その行動が「数百万円の損」の入り口かもしれません。

不動産売却において、「売り出し前の準備」は成約価格の8割を決定づけると言っても過言ではありません。

何の準備もなくプロの営業マンと対峙すれば、主導権を握られ、安く買い叩かれるリスクが高まるからです。

この記事では、不動産専門ライターが「家を売る前に必ずすべき10のこと」を徹底解説します。

最高の条件で家を送り出すためのチェックリストを、今すぐ確認していきましょう。

目次

結論:家を売る前にすべきことチェックリスト

時間が限られている方のために、まずはやるべきことを優先度順にまとめました。

  1. 【最優先】 周辺の成約事例を調べ、自分なりの「査定眼」を持つ
  2. 【重要】 必要書類(権利証、図面、税金通知書など)の有無を確認する
  3. 【戦略】 住宅ローンの残債を確認し、完済計画を立てる
  4. 【印象】 断捨離と徹底した掃除で「家のポテンシャル」を最大化する
  5. 【情報】 家の「欠陥(不具合)」を正直に洗い出しておく
  6. 【比較】 複数の不動産会社の「得意分野」をリサーチする
  7. 【シミュレーション】 仲介手数料や税金などの「手残り額」を試算する
  8. 【メンタル】 「いつまでに、いくらで売りたいか」の軸を決める
  9. 【境界】 土地の境界線が明確かどうかを確認する
  10. 【差別化】 地域の魅力(近隣施設や住み心地)を言語化しておく

1. 【情報収集】相場を知らずに売るのは「目隠しで歩く」のと同じ

不動産会社から提示される査定額が「妥当かどうか」を判断できるのは、あなたしかいません。

  • ポータルサイトを活用する: SUUMOやLIFULL HOME’Sで、近隣の似た物件がいくらで売り出されているか確認しましょう。
  • 「レインズ・マーケット・インフォメーション」を活用する: 実際に取引された価格(成約価格)を調べられる公的サイトです。売り出し価格よりも、こちらの「実際に売れた価格」を基準にしましょう。
  • 公示地価・路線価をチェック: 土地の公的な価格を確認し、資産価値の推移を把握します。

2. 【書類準備】契約直前で慌てないための「三種の神器」

書類が足りないと、売却活動がストップしたり、買主のローン審査が遅れたりします。

  • 登記済証または登記識別情報(権利証): これがないと売却できません。紛失している場合は早急に司法書士への相談が必要です。
  • 固定資産税納税通知書: 税金の精算や、査定時の評価額算出に必須です。
  • 建物の図面・測量図: 「正確な広さ」が分からないと、買主は不安で買えません。特に古い家の場合、境界標があるか確認してください。

3. 【資金計画】「売った後にお金が残るか」を厳密に試算

家を売っても、手元にお金が残らなければ住み替えは失敗します。

  • 住宅ローン残債の確認: ネットバンキングや返済予定表で最新の残高を確認してください。売却価格が残債を下回る「オーバーローン」状態の場合、差額を現金で用意する必要があります。
  • 諸経費の算出: 仲介手数料(価格の約3%)、印紙税、登記費用、引越し代などを引いた「手残り(手取り額)」を計算しましょう。

4. 【物件磨き】「住みたい」と思わせる魔法は「清潔感」

中古住宅の買主は、スペック以上に「直感(第一印象)」を重視します。

  • 断捨離(物の片づけ): 部屋を広く見せる最大の秘策は、物を減らすことです。生活感を30%減らすだけで、物件の魅力は格段に上がります。
  • 水回りのクリーニング: キッチン、浴室、トイレの3箇所だけは、プロの業者を呼んででも徹底的に磨き上げてください。ここが綺麗だと「大切に使われてきた家」という信頼感に繋がります。

5. 【告知の準備】不利益な情報ほど「先に」伝える

後から不具合が見つかると、契約解除や損害賠償(契約不適合責任)に発展する恐れがあります。

  • 家の不具合をリストアップ: 雨漏り、シロアリ被害、設備の故障、近隣の騒音など。これらを事前に正直に伝えることで、逆に買主の信頼を得られ、スムーズな取引が可能になります。

家を売る前に「してはいけない」3つのこと

良かれと思ってやったことが、逆効果になるケースもあります。

  1. 勝手にリフォームをする: 買主は「自分の好みでリフォームしたい」と考えています。高額なリフォーム費用を価格に乗せても、その分高く売れるとは限りません。
  2. 1社だけの査定で決める: どんなに大手でも、1社だけでは価格の妥当性が分かりません。必ず3社以上の「比較」を行ってください。
  3. 大幅な値下げを前提にした高値設定: 市場から「売れ残り物件」と見なされると、最終的な成約価格は適正価格より下がってしまう傾向があります。

よくある質問(FAQ)

Q. 掃除だけで査定額は変わりますか?

A. 直接的な「査定額」は建物のスペックで決まりますが、その後の「成約価格」と「売却スピード」には劇的な差が出ます。綺麗な家は値引き交渉を受けにくいというメリットもあります。

Q. 住宅ローンが残っていても売り出し可能ですか?

A. 可能です。ただし、引渡し(決済)のタイミングでローンを完済し、抵当権を抹消することが条件となります。

Q. 庭の木や粗大ゴミはそのままでいいですか?

A. 基本的には「空」の状態で引き渡すのがルールです。売り出す前に処分を進めておくと、内見時の印象が良くなり、早期成約に繋がります。

まとめ:準備こそが「最高値」への最短ルート

家を売る前にすべきことは多岐にわたりますが、これらを一つずつクリアすることで、不動産会社との対等な交渉が可能になります。

「知識という武器」を持ち、「書類という防具」を揃え、「清潔感という化粧」を施す。

この3つが揃ったとき、あなたの家は市場で最も輝く物件になります。

また、家の査定額は不動産会社によっても大きく異なります。

家を手放す予定があるなら、まずは「今いくら位で売れそうか?」無料査定してみるとよいでしょう。

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この記事を書いた人

木村仁のアバター 木村仁 株式会社NEXT CREATION 代表取締役

大和ハウス工業で不動産営業を経験し、宅地建物取引士を取得。
現在はWEBマーケティング会社「株式会社NEXT CREATION」を経営。
このサイトでは、特定の会社をすすめるのではなく、家づくり・住み替え・売却で後悔しないための判断材料を中立的な立場で解説しています。

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